グラフィックレコーディングの普及を目指す団体を立ち上げた小林愛実さん(中央)、中村華子さん(左)、横尾文子さん=新潟市中央区
グラフィックレコーディングの普及を目指す団体を立ち上げた小林愛実さん(中央)、中村華子さん(左)、横尾文子さん=新潟市中央区

 会議や講演会の内容を絵と文字を使い、リアルタイムで簡潔にまとめる「グラフィックレコーディング(グラレコ)」という言葉を知っているだろうか。要点や結論が可視化されることで、参加者が内容を理解しやすくなるメリットがある。新潟県でも、新潟市を拠点にグラレコの普及を目指す団体が活動に力を入れている。メンバーは「グラレコをツールとして、無関心や分断を超え、豊かなコミュニケーションができる土壌をつくりたい」としている。

 グラレコは世界中で取り入れられており、日本でも近年、セミナーやワークショップが開催されるなど注目されている。書き手は議論の中から論点や重要な情報を聞き取り、模造紙やタブレットに書き出していく。難しい内容の会議でも、意見の整理や全体像の把握につながり、...

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