
新潟日報朝刊で好評連載中の遠藤麻理さんのコラム「なんとかなる」が、デジタルでもご覧いただけるようになりました。デジタル限定で過去のバックナンバーもこちらで順次再掲していきます。
5月3日と4日のほぼ一日中、薄暗い、しかしおそらく新潟のどこよりも熱い場所に、私はいました。
新潟市古町の地下にある小劇場えんとつシアターにて開催された「えんとつ王決定戦」の審査員を務めたのです。
今回が5回目となるこのイベントは、お客さまと審査員の投票によって、一番面白いオリジナル作品を決める短編演劇フェスティバルです。12の演劇チームが4チームずつ三つのブロックに分かれて、公演時間20分以内、出演者3人以内の演劇を披露。ブロックごとに審査と講評があり、それぞれ合計得点が一番高いチームが決勝に進みます。
それにしても演劇人の熱さたるやです。皆、演劇一本でやっているわけではなく、普段は他に仕事を持ちながら、執筆や芝居に励んでいます。
一番胸を打たれたのは、...
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