新潟日報朝刊で好評連載中の遠藤麻理さんのコラム「なんとかなる」が、デジタルでもご覧いただけるようになりました。デジタル限定で過去のバックナンバーもこちらで順次再掲していきます。

 イラストレーターの「どくまんじゅう」です。と言っても、イラストレーターと名乗れるほどの者ではありません。

 デビューは2年前、遠藤麻理のファーストエッセー集『自望自棄』でした。普段音楽を聴きながら、はたまた電話でおしゃべりをしながら適当に、何も考えず、手が動くままに描いたイラスト…というより落書きが、デザイナーの目に留まり、本の表紙に採用されたのです。

 その後、それがきっかけでイラストの仕事の依頼もありましたが、「どくまんじゅう」というペンネームを受け入れてもらえず、本名でやらざるを得ませんでした。確かに強烈なペンネームですよね。なぜこの名前がついたかというと、それは私の顔に由来しています。

 ある時、男友達と言い争いになった時、彼が...

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