東京電力柏崎刈羽原発の再稼働是非を巡り会談した花角英世知事(中央)、柏崎市の桜井雅浩市長(右)、刈羽村の品田宏夫村長=12日、柏崎市
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働是非を巡り会談した花角英世知事(中央)、柏崎市の桜井雅浩市長(右)、刈羽村の品田宏夫村長=12日、柏崎市

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働是非を巡り、花角英世知事は12日、柏崎市の桜井雅浩市長、刈羽村の品田宏夫村長と柏崎市内で会談した。桜井市長は花角知事に早期の決断を求め、品田村長は知事に対応を一任する考えを伝えた。終了後、花角知事は「これから判断するに当たって頭にとどめないといけない」と述べた。

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 会談は冒頭以外、非公開。事務方を入れずに3者のみで話し合い、予定よりも10分ほど長い約30分間行われた。2018年に花角知事が就任して以降、3者会談が開かれるのは初めて。

 会談後、3者は「柏崎刈羽原発の透明性を確保する地域の会」にも出席。終了後に報道陣の取材に応じた。

 桜井市長は、...

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