県民集会にビデオメッセージを寄せた横田めぐみさんの母早紀江さん。オンライン中継で参加し、拉致被害者の早期救出を訴えた=15日、新潟市中央区
県民集会にビデオメッセージを寄せた横田めぐみさんの母早紀江さん。オンライン中継で参加し、拉致被害者の早期救出を訴えた=15日、新潟市中央区
横田めぐみさん
横田めぐみさん
拉致問題の早期解決を訴える横田拓也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える横田拓也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える横田拓也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える横田拓也さん=15日、新潟市中央区
忘れるな拉致「県民集会」 訴えを述べる横田拓也さん=15日、新潟市中央区
忘れるな拉致「県民集会」 訴えを述べる横田拓也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える横田哲也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える横田哲也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える横田哲也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える横田哲也さん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える曽我ひとみさん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える曽我ひとみさん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える曽我ひとみさん=15日、新潟市中央区
拉致問題の早期解決を訴える曽我ひとみさん=15日、新潟市中央区
来場者全員による「ふるさと」の合唱=15日、新潟市中央区
来場者全員による「ふるさと」の合唱=15日、新潟市中央区
「ふるさと」を合唱する横田拓也さん(左端)と哲也さん(左から2人目)=15日、新潟市中央区
「ふるさと」を合唱する横田拓也さん(左端)と哲也さん(左から2人目)=15日、新潟市中央区

 新潟市で横田めぐみさん=失踪当時(13)=が北朝鮮に拉致されてから48年となった15日、拉致被害者らの早期帰国と問題の全面解決を訴える「忘れるな拉致 県民集会」が、新潟市中央区の市民芸術文化会館で開かれた。中継で参加しためぐみさんの母早紀江さん(89)は「これからの子どもたちを守るためにも、みんなで力を合わせて(拉致問題を)解決していただきたい」と協力を呼びかけた。

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 新潟日報社と新潟県、新潟市が主催し、市民ら約700人が参加。佐渡市の拉致被害者、曽我ひとみさん(66)や被害者家族、政府からは拉致問題担当相を務める木原稔官房長官が出席した。

 早紀江さんは、めぐみさんが拉致されてからの歳月を振り返り「『どうしてこんな目に』と悩み、海に飛び込めば楽になるだろうかと何回思ったか分からない。自分の子(が被害者)だったらと置き換えて考えてほしい」と切実に訴えた。

 めぐみさんの弟の拓也さん(57)と哲也さん(57)は、高齢となった早紀江さんの体調の不安を語りながら、被害者の親世代が存命のうちに帰国がかなうよう重ねて求めた。

 拓也さんは10月のトランプ米大統領との面会を「非常に重要」だったと振り返り、日朝首脳会談に意欲を示す高市政権には「首脳会談を開催し、全拉致被害者の即時帰国を実現してほしい」と強く訴えた。

 曽我さんはともに拉致された母ミヨシさん=失踪当時(46)=を思い「腰も曲がって、体も小さくなっているかな。本当にもう一度会えるんだろうかと頭によぎることもあるが、絶対に諦めない」と語った。

 集会では新潟市ジュニア合唱団が、めぐみさんが中学で歌った「翼をください」などを歌った。

 被害者家族らは、昨年の集会からの1年間で集まった、問題解決を求める署名4万2507筆を木原官房長官に手渡した。 

「奪還するまで闘い続ける」弟拓也さん、哲也さん日朝首脳会談開催求める

横田めぐみさんら全拉致被害者の救出を願い、合唱する拓也さん(左)と哲也さん=15日、新潟市中央区

 「絶対に諦めない」。幸せな日常生活と自由を奪われた拉致被害者、長い年月離ればなれで苦しみながら救出を願い続ける家族。ともに高齢になり、再会を望む思いは切実だ。...

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