エコレールマーク大賞を受賞し、表彰状を受け取るブルボンの吉田康会長(右)=10月、東京
エコレールマーク大賞を受賞し、表彰状を受け取るブルボンの吉田康会長(右)=10月、東京

 鉄道を使った輸送で環境負荷軽減に取り組む企業やその商品を明示する「エコレールマーク環境負荷の少ない輸送手段で運ばれた商品を選ぶ目安とするため、国土交通省が2005年に制定した。荷主企業やその商品、輸送業者も認定される。(※ページ下部に詳細)」の制度が始まってことしで20年。認知度向上へ新たに表彰制度が設けられ、荷主企業のブルボン(柏崎市)が最高賞となる大賞を受賞した。マークの周知に尽力していることが評価された。同社は「この先も取引先と連携しながら持続可能な物流の構築を目指す」としている。

 鉄道輸送の二酸化炭素(CO2)排出量は、トラックの1割未満で環境負荷が低い。運転手の残業規制によるドライバー不足もあり、近年、鉄道などに輸送を変更する「モーダルシフト」への注目が高まっている。

 マークの制度は...

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