
「ふるさと米山の自然」を発刊するための現地調査=上越市柿崎区
日本三百名山の一つで、柏崎市のシンボルとして親しまれる米山(992メートル)について、自然や動植物を図鑑にまとめる作業が進んでいる。教員OBや自然愛好家らでつくる「柏崎植物友の会」が、2024年から3年がかりで計画。現地調査を兼ねた登山を重ね、「米山さん」を次代に伝えようと張り切っている。
友の会は会員約250人。柏崎刈羽地域の山野草、キノコ、樹木について調べ、写真をふんだんに使った図鑑を発刊してきた。
友の会調査委員会の岸勝巳さん(65)は今回、米山をテーマにする理由について「民謡の三階節に登場し、昔から市民に『米山さん』と親しまれている。そんな特別な山だけに、きちんと記録を残したかった」と話す。
米山海岸から山頂までの自然の特徴...
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