
著書をPRする小田由美子さん=新潟市中央区
世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」(佐渡市)に関する調査や研究の成果をまとめた「多彩な鉱山開発の軌跡 佐渡金銀山」(新泉社刊)が出版された。図や写真をふんだんに使い、考古学の視点から佐渡金銀山の歴史や価値を分かりやすく紹介している。
長年、佐渡金山の世界遺産への登録推進に携わってきた新潟県世界遺産登録推進室元室長の小田由美子さん(64)と、佐渡市世界遺産課課長補佐の宇佐美亮さん(50)による共著。
発掘調査で見つかった遺構や出土品、残存する絵巻などを基に、西三川砂金山と鶴子銀山、相川金銀山の特徴や歴史を解説。16世紀に開発されたとされる「新穂銀山」や選鉱の際に使う石材を調達した石切り場など...
残り240文字(全文:540文字)











