
避難所となった青森県八戸市の小中野公民館で、災害時の備品に関して説明する上條秀信館長=10日午後
最大震度6強を記録した8日の地震では、多くの人が寒く暗い中を避難した。共同通信の集計では、避難所に身を寄せたのは延べ約9千人。高台で震える夜を過ごした住民もいた。巨大地震の政府の被害想定では、厳冬期の深夜は最も死者が増える。北海道・三陸沖後発地震注意情報に伴う特別な備えは1週間だが、地震はいつ起きてもおかしくない。専門家は「高齢化で、避難の困難さは増す。課題を共有し、自治体も住民も備えを見直してほしい」と話す。
▽「凍え死ぬ」
震度6強だった青森県八戸市。太平洋沿岸にほど近い小中野公民館には、約200人が身を寄せた。複数のストーブを稼働させ、毛布も全員に渡すことができた。
巨大地震が起きれば...
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