メガソーラー支援廃止のイメージ
 メガソーラー支援廃止のイメージ

 政府が大規模太陽光発電所(メガソーラー)の支援廃止にかじを切る。中国製の太陽光パネルが国内へ入ることに、高市早苗首相が「猛反対」と強硬姿勢を貫いていることも一因だ。開発地では景観などを巡り地域住民が反発するトラブルが続発。政策変更へ議論は加速するが、再生可能エネルギーの普及には冷や水となりかねない。

 ▽自走

 もう海外から輸入した太陽光パネルを並べる政策ではない―。15日午後の参院予算委員会。脱炭素戦略を問われた首相は、メガソーラーを重視してきた従来の電力買い取り制度に否定的な見解を示した。

 パネル設置の補助廃止は首相の持論だ。就任前から中国製を念頭に、海外からの流入に批判的だった。「美しい国...

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