
企業・団体献金を巡る経過
自民党派閥裏金事件に端を発した企業・団体献金は今国会中に結論を得られず、またも先送りとなる。もともと後ろ向きの自民党に加え、全面禁止を掲げていた日本維新の会の与党入りで機運がさらに低下した。衆院議員定数削減法案を巡る与野党対立のあおりも受け、平行線が続いた。
▽茶番劇
「動議を提出します。質疑を終局し、直ちに採決されることを望みます」。15日の衆院政治改革特別委員会。参考人質疑終了後、維新の浦野靖人氏が企業献金関連法案の採決をいきなり求めた。
野党は企業献金の結論が出るまでは、定数削減法案の審議に入れないと主張。このため維新は動議によって、その環境を強引につくり出そうとした。だが、委員会の審...
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