「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表に伴う「特別な備え」の呼びかけを終え、開かれた気象庁と内閣府の防災担当による記者会見=16日午前、気象庁
 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表に伴う「特別な備え」の呼びかけを終え、開かれた気象庁と内閣府の防災担当による記者会見=16日午前、気象庁
 北海道・三陸沖の主な地震の震源域

 青森県東方沖で8日に発生したマグニチュード(M)7・5の地震に伴う「北海道・三陸沖後発地震注意情報」による「特別な備え」の呼びかけが終了した。この地域では過去にも地震や津波が頻発しており、大地震のリスクが消えたわけではない。専門家からは、今回の震源域周辺でM8級の巨大地震発生の恐れが高まっているとの見方も出ており、引き続き備えが必要だ。

 ▽繰り返し

 今回、後発地震注意情報の対象となった千島海溝と日本海溝沿いでは、太平洋プレートが陸側のプレートの下に沈み込んで蓄積されたひずみにより、M8級の巨大地震が数十~数百年単位で繰り返し発生してきた。

 M7級の地震直後、さらに大きな地震が続く例があるのも...

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