行きつけのカフェで、女性らと話す東京都練馬区議の石森愛さん(中央奥)=14日、練馬区
 行きつけのカフェで、女性らと話す東京都練馬区議の石森愛さん(中央奥)=14日、練馬区
 取材に応じる東京都練馬区議の石森愛さん=11月、練馬区
 女性の政治リーダーシップを培う団体で、トレーナーを務める千葉大大学院生の山崎彩音さん=10月、東京都中央区
 女性の政治リーダーシップを培う団体で、トレーナーを務める千葉大大学院生の山崎彩音さん=10月、東京都中央区
 女性の政治リーダーシップを培う団体で、トレーナーを務める千葉大大学院生の山崎彩音さん=10月、東京都中央区
 先進7カ国(G7)各国の政治分野の男女格差

 1945年12月17日、日本で女性が参政権を獲得した。女性参政権運動(婦選運動)の先駆者、市川房枝らの尽力で実現してから80年の今も、女性国会議員の割合は低迷している。世界経済フォーラムの男女格差報告で政治分野は148カ国中125位と最低レベルだ。識者は「何十年も景色が変わらない」と危惧。そんな中、渡米して刺激を受けた市川のように海外での経験を通じ政治家を目指す女性がいる。

 ▽空気

 東京都練馬区議石森愛さん(41)が政治を志したきっかけの一つは、ドイツやフランスで暮らした時にメディアを通じて知った日本の政治への失望だ。議会で居眠りする議員がいて、女性議員はなかなか増えない。「私がやった方がい...

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