
「潜在ケアマネ」向けの研修で、荒岡晶子さん(左)からケアプランの記入法を教わる脇田和代さん(右)=10月、徳島県東みよし町
ケアマネジャーの資格を持つのに実働していない「潜在ケアマネ」が多数いることが明らかになった。処遇が厳しく復職を尻込みする人もおり、介護現場では人手不足で担当ケアマネを探すのに苦慮するケースが顕在化。賃上げや業務過多の解消といった改善を求める声が強く、再就職に必要な法定研修の負担軽減も課題だ。国や自治体は対策に本腰を入れ始めた。
▽「給料低い」
徳島県は今年、潜在ケアマネの就職を促そうと初めて研修機会を設けた。10月下旬、認知症のある女性(92)宅で、ケアマネの荒岡晶子さん(57)と特別養護老人ホームの担当者が短期入所の打ち合わせをした。そこに「元ケアマネ」の脇田和代さん(57)が研修で立ち会...
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