
「こども誰でも通園制度」で、保育士と一緒におもちゃで遊ぶ子ども=11月、千葉県松戸市の「新松戸南部保育所」
親の就労に関係なく子どもを預けられる「こども誰でも通園制度」が2026年4月から全国の自治体で始まる。育児の負担軽減に加え、子どもの成長が促されると期待される。一方で保育士ら現場の人材不足は深刻化。子どもを安全に受け入れ、制度を安定的に運営するには保育士らの確保が急務となる。政府は、資格があるのに現場を離れている「潜在保育士」に着目し復職を促す。
▽寄り添う
11月中旬、千葉県松戸市の「新松戸南部保育所」。通園制度のために設けた専用室で、1歳の2人が保育士と一緒におもちゃで遊んでいた。
制度では生後6カ月~3歳未満を保育所や幼稚園などで預かる。専業主婦・主夫世帯や育児休業中の家庭、障害がある...
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