ミャンマー中部マンダレーの路上で、総選挙に抗議する民主活動家テーザーサン氏(右)ら=3日(民主派「ピープルズ・スプリング」提供、共同)
 ミャンマー中部マンダレーの路上で、総選挙に抗議する民主活動家テーザーサン氏(右)ら=3日(民主派「ピープルズ・スプリング」提供、共同)
 ミャンマー中部マンダレーの路上で、総選挙に抗議する民主活動家テーザーサン氏=3日(民主派「ピープルズ・スプリング」提供、共同)
 ミャンマー中部マンダレーの路上で、総選挙に抗議する民主活動家テーザーサン氏(中央)ら=3日(民主派「ピープルズ・スプリング」提供、共同)

 ミャンマーで28日から来年1月にかけて総選挙が実施される。2021年にアウンサンスーチー氏が率いていた民主派政権を転覆させ成立した軍事政権は、民主派勢力を排除した形で強行。「まやかしの総選挙」に市民の抵抗感は強く、民主派も投票拒否を訴える。ただ、民主派の政治組織「挙国一致政府(NUG)」の求心力には陰りが見られ、長引く混乱に市民の閉塞感は強い。

 ▽命懸け

 「民主主義を取り戻せ」。軍政トップのミンアウンフライン国軍総司令官が訪問中の中部マンダレーの路上で3日早朝、民主活動家テーザーサン氏らが叫び投票拒否を呼びかけるビラをばらまいた。その様子を撮影した動画は交流サイト(SNS)で拡散した。

 21...

残り762文字(全文:1062文字)