
ノーベル賞授賞式で、化学賞のメダルと賞状を授与される北川進・京都大特別教授(左)=ストックホルム(共同)
自然科学や技術に関するさまざまなニュースに彩られた2025年。中でも印象が強いのは、日本人2人がノーベル生理学・医学賞と化学賞に輝いた明るい話題だ。エネルギー関連では国の原発活用路線への回帰が鮮明となり、再稼働や新設に向けた動きもあった。クマが人の生活圏に相次いで出没し、過去最多の人身被害数を記録した。
▽10年ぶり快挙
同じ年にノーベル賞の2分野で日本人が受賞を果たすのは15年以来10年ぶりの快挙。大阪大の坂口志文特任教授(74)は、免疫の暴走を抑える「制御性T細胞」の発見で生理学・医学賞に選ばれた。がんや自己免疫疾患などの治療に応用が期待されている。
化学賞を受けた京都大の北川進特別教授...
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