ノーベル賞授賞式で、化学賞のメダルと賞状を授与される北川進・京都大特別教授(左)=ストックホルム(共同)
 ノーベル賞授賞式で、化学賞のメダルと賞状を授与される北川進・京都大特別教授(左)=ストックホルム(共同)
 ノーベル賞授賞式を終え、笑顔でメダルを手にする生理学・医学賞の坂口志文・大阪大特任教授=ストックホルム(共同)
 ノーベル賞授賞式後の晩さん会に出席した北川進・京都大特別教授。左はスウェーデンのビクトリア皇太子=ストックホルム(共同)
 東京電力柏崎刈羽原発の(左から)5号機、6号機、7号機
 記者会見で、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働容認を表明した花角英世新潟県知事=2025年11月
 関西電力美浜原発。手前から3号機、2号機、1号機(福井県美浜町)
 大阪・関西万博会場でバスターミナルの屋根に設置されたペロブスカイト太陽電池(積水ソーラーフィルム提供)
 盛岡市中心部の河川敷を移動するクマ=2025年10月

 自然科学や技術に関するさまざまなニュースに彩られた2025年。中でも印象が強いのは、日本人2人がノーベル生理学・医学賞と化学賞に輝いた明るい話題だ。エネルギー関連では国の原発活用路線への回帰が鮮明となり、再稼働や新設に向けた動きもあった。クマが人の生活圏に相次いで出没し、過去最多の人身被害数を記録した。

 ▽10年ぶり快挙

 同じ年にノーベル賞の2分野で日本人が受賞を果たすのは15年以来10年ぶりの快挙。大阪大の坂口志文特任教授(74)は、免疫の暴走を抑える「制御性T細胞」の発見で生理学・医学賞に選ばれた。がんや自己免疫疾患などの治療に応用が期待されている。

 化学賞を受けた京都大の北川進特別教授...

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