
新型コロナ流行前後の受診者数の変化
病気やけがで医療機関を受診する人は新型コロナウイルスの流行で減少し、その後も流行前の6割程度までしか回復していないとの調査結果を、東京慈恵医大の研究チームが発表した。救急外来の受診はコロナ前よりも増えていた。チームは「短期的な受診控えだけでなく、長期的な行動様式が変化した可能性がある」とみている。
調査は新型コロナ流行中の2021年5月と流行収束後の24年5月に実施。過去1カ月間で体調不良やけががあった際に、どのような医療機関を受診したか、市販薬を使ったか、入院したかなどについて、全国約3千人から回答を得た。
24年の調査では1カ月間に診療所や一般病院を受診した人は千人当たり延べ208人で、...
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