全国味噌鑑評会で農林水産大臣賞を受賞した渋谷商店の「越のかぎろひ」(左)と、越後一の「匠の味 赤みそ」
全国味噌鑑評会で農林水産大臣賞を受賞した渋谷商店の「越のかぎろひ」(左)と、越後一の「匠の味 赤みそ」

 第66回全国味噌(みそ)鑑評会で、新潟県の渋谷商店(聖籠町)の「越のかぎろひ」と越後一(長岡市)の「匠の味 赤みそ」が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。

 鑑評会はみそ醸造技術の研さんや品質向上を目的に、中央味噌研究所(東京)が毎年開催。ことしは全国から287点が出品され、農林水産大臣賞には6点が選ばれた。

 渋谷商店は、2022年以来9回目の受賞となった。こうじがきれいに残っているのが特長のみそで、照りと透明感が出るように工夫。深みのあるまろやかな味わいに仕上げた。渋谷亮専務は「いろいろな試行錯誤を経て完成したみそ。評価されてうれしい」と喜びを語った。

 2年連続の受賞となった越後一は、透明感のある赤みや芳醇な香りにこだわる。皮をむいた大豆を使用することで雑味を抑え、滑らかな味になっている。川上綾子社長は「受賞に身が引き締まる思い。賞の名にふさわしい製品づくりに努め、技術力を磨いていきたい」と話した。

 このほか新潟県からの受賞は以下の通り。...

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