「交響的変容」の指揮とプロデュースを担当する山田和樹
 「交響的変容」の指揮とプロデュースを担当する山田和樹
 91歳の今も作曲を続ける水野修孝
 水野修孝作曲「交響的変容」の楽譜(東京芸術劇場提供)

 超大作ゆえに「再演は不可能」とされてきた水野修孝作曲「交響的変容」全4部が来年5月10日、東京芸術劇場に鳴り響く。指揮とプロデュースは、4月に劇場の音楽部門芸術監督に就任する山田和樹。全曲の演奏は1992年の初演以来だ。

 交響的変容は、クラシックやジャズ、日本の民謡やアジア各地の歌、法華経や宗教歌などが混然一体となった作品。

 初演の会場は千葉・幕張メッセ。オーケストラと合唱団の総勢約700人がずらりと並び、演奏は3時間を超えた。ハイライトの第4部は合唱団が6群、オーケストラが3群に分かれ、9人の指揮者で同時に演奏。巨大な響きのスペクタクルが観客の度肝を抜いた。「全てが規格外」という山田の言葉...

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