「追悼は違反ではない」とのメッセージを掲げ、ヘラスケビッチへの支持を訴えるウクライナ軍の兵士(軍のフェイスブックから・共同)
 「追悼は違反ではない」とのメッセージを掲げ、ヘラスケビッチへの支持を訴えるウクライナ軍の兵士(軍のフェイスブックから・共同)
 失格決定を受け、ヘルメットを手に取材に応じるミラノ・コルティナ冬季五輪スケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ=12日、イタリア・コルティナダンペッツォ(共同)
 失格決定を受け、ヘルメットを手に取材に応じるミラノ・コルティナ冬季五輪スケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ(手前)=12日、イタリア・コルティナダンペッツォ(共同)
 戦死した母国のアスリートたちの顔を描いたヘルメットが原因で失格となったミラノ・コルティナ冬季五輪スケルトン男子ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ=12日、イタリア・コルティナダンペッツォ(共同)
 ウクライナ選手のヘルメット問題を巡る立場

 ミラノ・コルティナ冬季五輪のスケルトン男子ウクライナ代表ウラジスラフ・ヘラスケビッチ(27)が失格になった。国際オリンピック委員会(IOC)は、戦死者の顔を描いた「追悼ヘルメット」着用を認めれば、競技の場での政治発信がなし崩し的に広まる恐れがあると判断。ロシアの侵攻開始から24日で4年になるのを目前に、ウクライナ側には猛反発の輪が広がった。

 ▽譲れぬ一線

 「大会は政治的・宗教的話題だけでなく、あらゆる干渉から切り離され、全選手が競技に集中できる環境でなければならない」。IOCのアダムス広報部長は10日の記者会見で、着用を認めない理由を説明した。政治的中立を掲げるIOCは、スポーツの根幹となる...

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