EVの「頭脳」に当たる機器を持つカリスのホールマンCEO=2025年11月11日、オランダ・ライデン近郊(共同)
EVの「頭脳」に当たる機器を持つカリスのホールマンCEO=2025年11月11日、オランダ・ライデン近郊(共同)
カリスのEVを運転するホールマンCEO=2025年11月11日、オランダ・ライデン近郊(共同)
半導体企業ネクスペリアのロゴ=2025年11月、ドイツ・ハンブルク(ロイター=共同)
カリスの車両とホールマンCEO=2025年11月、オランダ・ライデン近郊(共同)

 こだわりの電気自動車(EV)を受注生産するオランダのベンチャー企業を2025年秋、「悪夢」が襲った。重要部品が突然手に入らなくなり、生産がストップしかねない状況に陥ったのだ。部品の供給元の名は「ネクスペリア」。中国資本でオランダに本社がある半導体企業だ。同様の影響はホンダや日産自動車など日本の大手メーカーにも及び、生産停止や減産に追い込まれる事態になった。背景にはオランダと中国の対立があったとされるが、一体何が起きていたのか。(共同通信=仲嶋芳浩)

 ▽「単純」だが重要な半導体

 美しい運河や画家レンブラントの出身地として知られるオランダの都市ライデン。EVメーカー「カリス」の拠点はその近郊にあ...

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