
中部電力浜岡原発。右中央は3号機(奥)と4号機=2025年3月、静岡県御前崎市
中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)での地震動評価に関する不正に、再稼働審査を担う原子力規制委員会の委員からは「捏造」「改ざん」といった厳しい指摘が相次いだ。政府は原発の最大限活用を掲げるが、大前提である安全性に対する信頼を揺るがす事態。事業者側が示すデータなどに虚偽はないとの「性善説」では意図的な不正を見抜くのは困難で、審査の在り方も問われそうだ。
▽放棄
「一番大切な安全原則を自ら放棄した」。7日の規制委会合で山中伸介委員長が語気を強めた。浜岡原発は南海トラフ巨大地震の想定震源域直上にあり、発生が危ぶまれている。地震対策を担当する山岡耕春委員も「中部電は真摯に取り組んでいると信じていたが、...
残り952文字(全文:1252文字)













