国際シンポジウム「先住民族×博物館」で議論する参加者=2月、北海道白老町
 国際シンポジウム「先住民族×博物館」で議論する参加者=2月、北海道白老町
 国立アイヌ民族博物館で開かれたシンポジウム「先住民族×博物館」=2月、北海道白老町
 フィンランドの先住民サーミの女性が身に着けていた帽子について話すサーミ博物館のタイナ・マレット・ピエスキ館長=2月、北海道白老町
 シンポジウムで国立アイヌ民族博物館の取り組みについて話す野本正博館長=2月、北海道白老町
 シンポジウムに参加した博物館

 語られる「他者」から自ら語り継ぐ「主人公」へ―。先住民が運営する博物館の館長らが今後の在り方を議論する国際シンポジウム「先住民族×博物館」が2月、北海道白老町の国立アイヌ民族博物館で開かれた。

 かつて持ち去られた文化財や遺骨をどう自分たちの手に取り戻すか。伝承を通じて次世代の人材にバトンを渡す。多面的な展示で社会の理解を深めるのも課題だ。

 同博物館の野本正博館長は「世界の先住民が直面する課題には共通点がある。連携して協働し、地域のコミュニティーと前に進みたい」と語る。

 各地の先住民は苦難の歴史を歩んできた。土地を追われ、文化や言語、民族の誇りも奪われた。米国やオーストラリアでは過去の反省から...

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