
津波で壊滅的な被害を受けた大川小学校=2011年3月、宮城県石巻市
東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市の旧大川小学校の被災校舎には今も多くの人が訪れ、教訓を伝える場となっている。一部の遺族が起こした裁判では、学校側の事前防災の不備を認定。悲劇を繰り返さないため遺族らが語り部を続けるが、15年たち次世代への伝承や遺構の劣化など課題も出てきている。
2011年3月11日午後2時46分、校舎を大きな揺れが襲った。児童と教員らは校庭に逃げたが、そのまま待機。約50分後、橋のたもとへ避難を始めたものの、間もなく津波にのまれた。
2014年3月、児童23人の遺族が市と県に約23億円の賠償を求め仙台地裁に提訴。地裁は2016年10月、教員に...
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