
カードゲームを取り入れた防災研修で、震災時の対応を学ぶ神戸市職員ら=8日、神戸市中央区
阪神大震災から31年が経過し、兵庫県内の自治体でも震災を直接知らなかったり、対応が未経験だったりする職員が増えている。共同通信の集計では、災害救助法の対象となった県内12市(当時は10市10町)のうち8市で震災後入庁者が8割を超えた。世代交代が今後も進む中、経験の継承は全国的な課題だ。迫り来る南海トラフ巨大地震などの災害に備え、危機管理意識を維持するのは容易ではない。
▽当事者意識
「震災翌日、駅から3時間歩いて区役所に行きました」。今月8日の神戸市が開いた職員向け防災研修で、講師の青木利博さん(74)が語った。震災当時、都市計画課の係長だった青木さんは、後輩への教訓継承を目的に2004年に...
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