
県酒造組合・大平俊治会長
日本酒業界は、新型コロナウイルス禍による国内需要の落ち込みから回復しきらない中で酒米価格の高騰に直面する。県酒造組合の大平俊治会長(68)=緑川酒造会長=は、価格転嫁の難しさを指摘しながら、好調な輸出や若手の活躍に復活の糸口を探っている。
<2>2026年は米騒動落ち着かせたい…県農協中央会会長・伊藤能徳氏に聞く
-主食用米の高騰が酒米の仕入れ価格にも波及しています。
「県産酒米の五百万石は60キロ当たり1万6千円台で推移してきたが、2025年産米は1万円以上の上昇になった。酒蔵にとってウイルス禍を上回るような危機と言っていい。国の地理的表示(GI)保護制度に県産の日本酒が指定されているので、国内産のコメを使わなければならない。一般米も使うため、米価高騰の影響をあらゆる面から受けている。県が酒米購入支援策を講じてくれたが、県内の酒蔵はそれで本当に救われた」
-価格転嫁は進んでいますか。...
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