書店「奎文堂」の久保泰幸代表=2025年11月、大津市
 書店「奎文堂」の久保泰幸代表=2025年11月、大津市
 小説「成瀬あかり」シリーズ。中央は第3作「成瀬は都を駆け抜ける」
 宮島未奈さん
 ファンからのメッセージが掲示されている「フレンドマート大津テラス店」=2025年11月、大津市
 「成瀬あかり」シリーズの舞台となったJR膳所駅前の「ときめき坂」=2025年11月、大津市
 閉店の日を迎えた書店「奎文堂」=2025年12月30日、大津市

 わが道をゆく主人公の青春を描いた宮島未奈(みやじま・みな)さんの人気小説「成瀬あかりシリーズ」が、2025年12月発売の第3作「成瀬は都を駆け抜ける」で完結した。版元の新潮社によると、電子版を含めたシリーズ累計発行部数は200万部を超える。舞台のモデルとなった大津市には次々と読者が“聖地巡礼”に訪れ、地域おこしの機運に沸く。成瀬が通った膳所(ぜぜ)高校前にある老舗書店は、惜しまれつつ昨年末に閉店したが、成瀬という「最後の大ヒット」に恵まれてにぎわった。2020年代を代表するヒット作は、悲しいはずの「別れ」も爽快に演出する。成瀬のなにが人を引きつけたのか。(共同通信=加藤駿)

 ▽コロナ禍に着想...

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