廃液からマイナーアクチノイドを回収する試薬(日本原子力研究開発機構提供)
 廃液からマイナーアクチノイドを回収する試薬(日本原子力研究開発機構提供)
 廃液からマイナーアクチノイドを分別する実験を行う作業員=2020年2月、茨城県東海村(日本原子力研究開発機構提供)

 原発で燃やした使用済み核燃料を化学的に処理し、再利用できるウランとプルトニウムを取り出す「再処理」には、非常に強い放射線を出す高レベル放射性廃棄物の発生という問題があります。この「核のごみ」から有害な核物質を分別する研究が進んでいます。

 Q なぜ再処理する?

 A 政府はエネルギー資源に乏しい日本がウラン資源を有効利用できる方策として、再処理してリサイクルする核燃料サイクル政策を掲げています。再処理で発生する廃液は危険なため、ガラスで固めた「ガラス固化体」にして地中深くに埋める計画です。

 Q どのくらい危険?

 A 製造直後の固化体表面の放射線量は、数十秒で人間の致死量となる毎時1500シーベル...

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