
2020年2月、中東へ向け神奈川県の海上自衛隊横須賀基地を出港した護衛艦「たかなみ」
中東情勢の悪化を受け、日本政府が自衛隊派遣の判断を迫られる可能性が出てきた。原油輸送の要衝ホルムズ海峡にイランが敷設したと報道された機雷の除去や民間船舶の護衛を米国から求められるのではないかとの警戒感がある。ただ、機雷除去は武力行使に当たるため、イランに敵対視されるのは確実。船舶護衛も現行法の運用では活動に限界があり、自衛隊派遣の要件は厳しい。
▽集団的自衛権
自衛隊派遣の選択肢の一つが、安全保障関連法の「存立危機事態」に基づく集団的自衛権の行使だ。「日本と密接な関係にある他国に武力攻撃が発生し、日本の存立が脅かされる明白な危険がある」場合に適用される。
2015年の法案審議では、当時の安倍...
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