
「私にとってはカメラの前で演じるより、舞台に立つ方が自然。広い空間で自由に動けて、気持ちいい」と話す土居志央梨
凜としたたたずまいは、演技に対する真っすぐな姿勢の表れだ。2月の舞台「黒百合」に出演する俳優の土居志央梨。泉鏡花の小説を原作とする幻想的な世界観に苦戦しつつも「みんなで作って壊してを繰り返すことで、その先に何かが見えてくるはず」と前を向く。
富山県の神通川流域でたびたび起こる洪水被害と、立山地方の黒百合伝説を下敷きにした物語。子爵家の青年滝太郎(木村達成)と花売り娘の雪(岡本夏美)を中心に、幻の黒百合を巡る複雑な人間模様が描かれる。
土居が演じるのは、雪に黒百合探しを命じる県知事令嬢の勇美子だ。序盤は原作通りの「ちょっとわがままなお嬢さま」だが、次第に滝太郎たちを高みから見つめる「神のような...
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