
デロイトトーマツリスクアドバイザリーの梶原敦子さん
25年前にチェコを訪れた際に初めてレースドールという作品を目にした。磁器でありながら、スカートがいくつものひだをなしたレース状に作りこまれている人形で、高さは10センチほどだろうか。「ドレスデン人形」という名前で知られるその磁器の人形は、ドイツのドレスデンという、旧東ドイツの工業都市で作られたものだった。
それからずいぶんと時間がたってしまったが、昨年末、ついにドレスデンを訪れることができた。いそいそと陶磁器ショップやアンティークショップを巡ったが、なかなか見当たらない。なんとドレスデン人形を制作した工房の一つはアイルランドに移転し、アイリッシュドレスデン人形と呼ばれていると聞き、がくぜんと...
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