「富田運輸」でトラックドライバーとして働くタイ国籍の男性(富田運輸提供)
 「富田運輸」でトラックドライバーとして働くタイ国籍の男性(富田運輸提供)
 外国人労働者の採用拡大意向の割合

 外国人労働者数が13年連続で過去最多を更新した。少子高齢化を背景に人手不足は深刻化し、外国人労働力を頼みの綱とする日本経済の実情が浮き彫りとなった。一方で政府は外国人と「秩序ある共生」を掲げて受け入れの厳格化を進めている。衆院選では与野党が外国人政策を巡って論戦を展開。経済の維持と共生社会をどう実現するかが問われる。

 ▽危機感

 「勉強熱心で一生懸命働いてくれてありがたい」。宮城県大和町の運送会社「富田運輸」の近松誠総務部長は、トラックドライバーとして昨年8月から働くタイ国籍の男性2人を高く評価する。

 2024年4月、労働者の残業時間に上限を設ける規制が運送業界にも導入された。これを機に同社で...

残り979文字(全文:1279文字)