
青森県産のリンゴ(青森県りんご果樹課提供)
リンゴの一大産地、青森県で昨秋、クマに実が食べられたり、木の枝が折られたりする被害が多発した。大雪や猛暑の影響も重なり、県内の農協などが保管する2025年産の在庫量はここ約30年で最少。農業関係者は「被害が続けば、消費者の手元にも届きにくくなる」と危機感を抱く。
世界自然遺産「白神山地」を擁する西目屋村。「今年はもちろん、今後の収穫にも影響が出るな…」。農家桂田正春(かつらた・まさはる)さん(79)は昨年11月中旬、畑一面に積もった雪を踏みしめ、クマが登ったことで折れた木の枝を見つめた。幹には複数の爪痕があった。
桂田さんは栽培歴50年以上のベテラン。収穫期の「ジョナゴールド」約3千キロ分の...
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