
女性から向かって右に立つエリートツリーのスギは高さ約3メートル、左の在来種は高さ約2メートル。同時に植えたにもかかわらず、成長の早さが大きく違う=静岡県富士宮市の日本製紙社有林
花粉症は日本人の「国民病」とも呼ばれる。今年、ウェザーニューズ(千葉市)が約1万人を対象に実施した調査に56%が「自分は花粉症」と答えた。症状が重いと仕事の能率が下がったり、外出を控えたりして経済的損失につながる。緩和に向け官民が花粉量の少ないスギに植え替えるなど対策に取り組むが、道半ばだ。採算性向上と人手確保が成功の鍵となる。(共同通信=浜谷栄彦記者)
▽負担を軽く
富士山の裾野に広がる日本製紙の社有林に品種改良したスギ・ヒノキと従来種が並んでいた。前者は「エリートツリー」と呼ばれ、花粉量は従来種の半分以下、成長の早さは約1・5倍という。
2022年3月に一斉植樹したにもかかわらず、スギの...
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