
青函トンネルを走行する北海道新幹線=1月、北海道福島町
世界最長の海底トンネルで、北海道と本州を結ぶ青函トンネル(53・85キロ)は、開通から38年が経過した。高い湿度と海水が浸入する特殊な環境下で、電線やレールなど設備の劣化は他路線より早い。今月26日の北海道新幹線開業10年を前に、共同通信記者がJR北海道から入坑許可を受け、トンネル内部の防災設備や最深部での保守作業を取材した。
津軽海峡に面する北海道福島町の山の脇に、海底トンネルにつながる「吉岡斜坑」がある。作業員や資材を運ぶケーブルカーで下ること約7分。重厚な扉を開けると幅、高さとも約4メートルの「作業坑」が奥に広がる。
海面から約150メートル下の坑内は常に80~90%の高湿度だ。電気系...
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