青函トンネルを走行する北海道新幹線=1月、北海道福島町
 青函トンネルを走行する北海道新幹線=1月、北海道福島町
 「吉岡定点」の避難所にある救護室=1月、北海道福島町
 青函トンネルの本坑最深部の先にある「先進導坑」。足元にはしみ出た海水や塩分を含んだ白い結晶が浮き出ている=1月、北海道福島町
 青函トンネルにつながる「吉岡斜坑」のケーブルカー(右)。壁沿いにはトンネル内で出た海水を排出するためのパイプが地上へと延びる=1月、北海道福島町
 青函トンネル内で出た海水を管理するポンプ室=1月、北海道福島町
 青函トンネルの作業坑=1月、北海道福島町
 青函トンネルの断面図

 世界最長の海底トンネルで、北海道と本州を結ぶ青函トンネル(53・85キロ)は、開通から38年が経過した。高い湿度と海水が浸入する特殊な環境下で、電線やレールなど設備の劣化は他路線より早い。今月26日の北海道新幹線開業10年を前に、共同通信記者がJR北海道から入坑許可を受け、トンネル内部の防災設備や最深部での保守作業を取材した。

 津軽海峡に面する北海道福島町の山の脇に、海底トンネルにつながる「吉岡斜坑」がある。作業員や資材を運ぶケーブルカーで下ること約7分。重厚な扉を開けると幅、高さとも約4メートルの「作業坑」が奥に広がる。

 海面から約150メートル下の坑内は常に80~90%の高湿度だ。電気系...

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