「川平のおうち」を訪れた子どもたちと遊ぶ宮城こどもホスピスプロジェクト代表の名古屋祐子さん(右から2人目)らスタッフ=仙台市、1月
「川平のおうち」を訪れた子どもたちと遊ぶ宮城こどもホスピスプロジェクト代表の名古屋祐子さん(右から2人目)らスタッフ=仙台市、1月
教会に入ると、掲示されている「川平のおうち」の張り紙。イラストや工作が得意なサポートスタッフが作成した=仙台市、1月
宮城こどもホスピスプロジェクトに副代表として関わる鈴木盛登さん=仙台市、1月

 1月、仙台市にある教会の一室に、親子や夫婦が次々やって来た。出迎えるのは、看護師や保育士、教員、学生といったサポートスタッフ。バギーから降ろされた子どもはマットの上に寝転び、スタッフにあやされて笑っている。別の子どものきょうだいは「たこ揚げしよう」とスタッフを連れて庭に駆けていった。親同士はコーヒーを飲みながら会話を楽しんでいる…。

 認定NPO法人が月2回開催する「川平のおうち」の光景だ。参加者は、重い病気で命を脅かされている状態の子どもと家族。遊んだり休息したりできる「居場所」となっている。

 この法人は「こどもホスピス」建設を目指している。代表の名古屋祐子さんは当初、「こどもホスピスは本当...

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