難民を歓迎するデモに参加する人々=2015年9月、スウェーデン・イエーテボリ(ロイター=共同)
 難民を歓迎するデモに参加する人々=2015年9月、スウェーデン・イエーテボリ(ロイター=共同)
 スウェーデンのクリステション首相=2025年12月、ブリュッセル(ロイター=共同)
 難民歓迎のバナーを掲げる人々=2015年9月、スウェーデン・マルメ(ゲッティ=共同)
 スウェーデン・ストックホルムの移民が多いリンケビー地区=2025年10月(共同)
 スウェーデン・ストックホルムの移民が多いリンケビー地区=2025年10月(共同)
 スウェーデンの主な移民政策
 スウェーデン・ストックホルム

 北欧スウェーデンが難民を含む移民政策の厳格化を進めている。反移民の極右政党が影響力を増し、右派連立政権は政策を転換。難民に「自主帰還」を迫り、今年から帰還助成金を従来の35倍となる35万クローナ(約600万円)に引き上げた。自治体からは異論が相次ぎ、専門家は「社会の結束を阻害しかねない」と警鐘を鳴らす。

 妻と首都ストックホルムで難民として暮らすアブドゥラさんは、独裁体制下で劣悪な人権状況のアフリカ東部エリトリアから、より良い生活と安全を求め、やってきた。母国に戻れば「投獄される」。助成金をもらったとしても「帰る場所がない」と嘆く。

 スウェーデンは伝統的に移民や難民の受け入れに寛容な国とされて...

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