ウクライナ侵攻で亡くなったロシア兵の遺影を掲げる父親たちの写真展=1月、モスクワ(共同)
 ウクライナ侵攻で亡くなったロシア兵の遺影を掲げる父親たちの写真展=1月、モスクワ(共同)
 ウクライナ、米国との3カ国協議に参加したロシアの代表団メンバー=1月、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ(タス=共同)
 ロシア西部トベリ州を移動する多弾頭の大陸間弾道ミサイル「ヤルス」=2025年3月(ロシア国防省提供・タス=共同)
 ロシアの国防関連会合に出席するプーチン大統領(左)と軍のゲラシモフ参謀総長=2025年12月(タス=共同)
 ロシア軍の空爆で破壊されたアパート=1月、ウクライナ東部ハルキウ州(ロイター=共同)
 ドミトリー・トレーニンさん

 5年目に入るウクライナ戦争は、ロシア軍が完全な優位を維持し、全ての前線でゆっくりだが、確実に進軍している。ウクライナ軍は頑強に抵抗しているが、戦況を逆転させる力はなく、ますます不利になっている。

 2025年のロシアの経済成長は1%を割り込んだ。歳入不足で財政は緊縮を迫られ、戦争の人的損失も響いている。しかし、政権は政治・社会を完全にコントロールしており混乱はない。

 ウクライナの財政は完全に欧州の支援国に依存している。戦争の死傷者も多い。ゼレンスキー大統領は汚職の醜聞で大きく揺らぎながらも、今のところ権力をなんとか維持している。

 ▽独自の目標

 トランプ米大統領は、外交ルートによる交渉でウクライ...

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