神奈川県警本部=20日午前、横浜市
 神奈川県警本部=20日午前、横浜市
 交通取り締まり不正について、記者会見する神奈川県警の今村剛本部長(左奥)=20日午前、神奈川県警本部
 神奈川県警第2交通機動隊の巡査部長らが拠点とした分駐所=18日、神奈川県茅ケ崎市

 速度違反などの取り締まりを巡り、神奈川県警第2交通機動隊(2交機)で虚偽の書面作成が繰り返されていた。交通部門の経験値が高く発言力が強かった40代男性巡査部長の影響を受け、少人数のチームで不正が常態化した。透けて見える誤った正義感。成績主義が一因となった可能性も。識者は「警察への不信感が高まる影響は甚大。交通法規順守という市民の意識を失わせかねない」と厳しく指摘する。

 ▽閉鎖的な環境

 「一件でも多く取り締まって悪質な違反を排除したかった」。交通畑が長かった巡査部長は、県警の調査にこう語ったという。不正の疑いがある取り締まりのほとんどは2交機の小隊に在籍した2022年3月から2024年9月の間...

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