事故発生当日の埼玉県八潮市の県道陥没事故現場=2025年1月28日
 事故発生当日の埼玉県八潮市の県道陥没事故現場=2025年1月28日
 市区町村の技術系職員数

 老朽化が進み、緊急対策が必要な下水道管は、国土交通省の全国調査で計748キロに及んだ。政府は今国会で下水道法などの改正案を成立させ、自治体に点検強化を促す考え。だが、改修が進まない背景には、少子高齢化に伴う自治体の財政難や人手不足の深刻化があり、特効薬がないのが実情だ。

 ▽老朽化

 「予算も業者も足りない。幹線道路など優先度の高い場所から工事を進めるしかない」。約9キロで対策が必要となった大分市の担当者は明かす。

 予算確保に向け下水道使用料引き上げで対応する自治体もあるが、大分市では検討していない。担当者は「住民の負担増にならないような対策を議論する。国の支援が必要だ」と訴えた。

 国交省による...

残り648文字(全文:948文字)