死亡したロシア兵らの追悼碑を見る人たち=7日、モスクワ(共同)
 死亡したロシア兵らの追悼碑を見る人たち=7日、モスクワ(共同)
 観光客らでにぎわうモスクワの「赤の広場」=7日(共同)
 モスクワのクレムリン脇にある戦没兵士をまつる「永遠の炎」を見る人たち=7日(共同)
 ロシア軍への入隊を募る広告=7日、モスクワ(共同)

 ウクライナ侵攻が長期化し、ロシアでは戦費がかさんで国家経済を圧迫する一方、兵士や遺族に支払われる莫大なお金が内需を支える「死の経済」が表面化している。膨れ上がる戦死者や負傷者。ゆがむ社会構造の中で、早期終戦を求める声が静かに広がる。

 ▽不満

 「もう終わりにして」。モスクワ中心部、クレムリン近くの戦死者の写真が掲げられた記念碑を前にエレーナ・ヤレメンコさん(62)は涙ぐんだ。親族の男性を戦地に送り出して2年。「兄弟国同士が殺し合い、毎日重苦しい」と長期化する戦争への不満を口にした。

 米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は1月、侵攻開始後のロシア軍の死傷者が推計120万人に達したと試算...

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