ミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式に臨むIOCのコベントリー会長(右から2人目)。左から2人目はバンス米副大統領=6日、イタリア・ミラノ(共同)
 ミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式に臨むIOCのコベントリー会長(右から2人目)。左から2人目はバンス米副大統領=6日、イタリア・ミラノ(共同)
 ミラノ・コルティナ冬季五輪フリースタイルスキー男子米国代表のハンター・ヘス=20日、イタリア・リビーニョ(AP=共同)

 ミラノ・コルティナ冬季五輪で、トランプ米政権のアスリートに対する関与が物議を醸した。競技そのものには介入していないものの、政策を巡って否定的な意見を述べる選手に圧力をかけて対立。2028年ロサンゼルス夏季五輪を控え、開催国との摩擦を避けたい国際オリンピック委員会(IOC)は静観を決め込むが、不協和音も聞こえて不穏な空気が漂う。

 ▽緊張閉幕

 「人生で最もつらい2週間だった」。トランプ米大統領に開幕直後に「真の負け犬(real loser)」と罵倒されたフリースタイルスキー男子米国代表ハンター・ヘスは大会終盤に打ち明けた。米政権下で差別や憎悪が広がる中で「国を代表する」ことに複雑な思いを吐露した...

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