
捕虜となった息子のアルチョムさんの写真を見せるナタリア・クラフツォワさん=4日、ウクライナ・キーウ(共同)
「生きているかは分からない。ただ会いたい」。ウクライナ侵攻では数万人の兵士や民間人が行方不明になった。捕虜交換や遺体交換で3万人が祖国ウクライナに戻ったが、多くは今も消息不明。ロシアに捕らえられ、激しい拷問で命を落とした事例もある。ロシアによる侵攻開始から4年。最愛の人の安否を知り得ない家族は、出口の見えないトンネルに取り残されている。
「今夜、ロシアに投降する」。2022年5月17日、ナタリア・クラフツォワさん(52)の元に、一人息子のアルチョムさん(32)から短いメッセージが届いた。当時は東部ドネツク州南部マリウポリを防衛する「アゾフ連隊」に所属。侵攻開始直後からロシアの包囲攻撃を受け、...
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