
愛知県豊橋市で行われた車中泊避難支援訓練=2025年11月(同市提供)
災害時に車中泊を続ける避難者の命を守る態勢が整っていない。狭い車内で長時間同じ姿勢でいるため健康を害しやすく、災害関連死のリスクも高まるが、自治体による避難者の把握が大きな壁になっている。実際に支援が届かなかったケースもあり、専門家は「支援から漏れる被災者を出さないためには関係者の連携が急務」と指摘する。
▽数日が限界
昨年11月に大分市佐賀関で発生した大規模火災。火元から約150メートルの場所にあった自宅が全焼した松本孝治さん(62)は避難所に愛犬を連れて行くのをためらい、近くの駐車場で約1週間、軽乗用車で寝泊まりした。同じ場所で5世帯ほどが車中泊避難をしていたが、市職員らは姿を見せず自分...
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