個性息づく作品に期待
新潟県工芸会は旧越佐工芸会・越後工芸会を源流に1978年9月に発足したが、私自身は93年の第14回展が最初の出会いである。
その当時、アルミニウム打ち出しという大胆な技法で、巨大な平面作品を制作していた故・亀倉康之氏が会長を務めていたこともあり、素材的にも形態的にも多彩で自由奔放な出品作が多かったように記憶している。
本会員の中には日展や日工会展、新制作展などの中央展に発表している作家も多い。事実、亀倉氏は日展会員で、現会長の山口納富子氏も日工会の評議委員を務めるなどの実力者だが、本会の特徴は作家の自由意思の尊重である。
そのためか、中には技術的な部分よりも発想重視の作品も見られたが、それは...
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