2024年の大統領選前後の米国で1年間、トランプ氏の支持者らに体当たりで取材した毎日新聞記者によるルポ。「すべてを放り出してでも追っかける価値がある」と渡米した。出張旅費や取材費はなし。節約しても円安で月100万円を超える出費は自腹だ。最低ランクのモーテルに泊まりながら、しょうゆとみそを積み込んだカローラでハイウエーを走った。

 入社約35年、米国やメキシコなどに駐在経験があるベテランの著者から見て、トランプ氏の再選は「米国の、世界の運命が変わる」大きな局面だった。つてをたどり、21年に連邦議会議事堂に突入した「ミリシア(民兵)」の取材から始めた。

 フットワークの軽さはさすがだ。トランプ氏が「...

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