
ニデックの不適切会計問題に関して開かれた第三者委員会の記者会見=3日午後、東京都千代田区
約半年の調査を経て3日発表された第三者委員会の報告書は、ニデックの創業者永守重信氏(81)による過度な目標達成圧力が不正会計の温床につながったと判断した。「赤字は悪」との苛烈な姿勢を基に、実力とかけ離れた目標設定が繰り返され、経営管理は機能不全に陥っていた。
▽叱責
「これ以上計画未達を続ける場合は、潔くこの会社を去ってほしい」「君が入社してからの2年半で会社に与えた損失は800億円を超える。損害だけ残して敵前逃亡するのか、死ぬ気で働いて損失を埋めるのか?」―。業績目標未達などの際に、永守氏はこうしたメールを送り、経営幹部にプレッシャーをかけていたという。
経営会議での叱責は日常で、元経営幹...
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