
清水賢治社長(左上)、村上世彰氏(右上)、フジの株価の推移(下)のコラージュ
フジ・メディア・ホールディングスが稼ぎ頭の不動産事業の切り離しを決めた。著名投資家の村上世彰氏の攻勢を前に主戦論は広がらず、経営陣は要求をほぼ丸のみして村上氏らの退場を優先させた。国民的スターの不祥事に端を発した経営の混乱から1年。市場原理をかさに着た威圧にからめ捕られ、解体的な出直しに追い込まれた。
▽買い場
2025年1月、元タレント中居正広氏による性暴力問題への対応のまずさで世論の集中砲火を浴びたフジ。10時間に及ぶ釈明会見を開いた1月27日、高まる不信感とは対照的に株価は前週末の終値から3%を超える大幅な上昇を記録した。
この一見不可解な値動きを演出したのが、フジの窮状を絶好の買い場...
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