
能登半島地震の被災地に川上哲也さんらが設営した仮設風呂=2024年5月、石川県輪島市(川上さん提供)
東日本大震災のような大規模災害時には、避難所にいた多くの被災者が長期間入浴できない事態が起こる。感染症や不眠などの健康被害を防ぐにはシャワーを浴びたり、仮設風呂に入ったりすることが欠かせないとされる。しかし、避難所に指定されている公共施設では設備の工事や備蓄、運営の負担が自治体にのしかかる。そうした中、民間との連携で状況打開を探る動きが出ている。
▽緊張の糸
張り詰めていた緊張の糸がほぐれた―。15年前、震災の津波で宮城県名取市の自宅が流失した格井直光さん(67)。親戚宅で約1週間ぶりに風呂に入った時のことを振り返る。発生後、学校の体育館など2カ所の避難所に身を寄せた。両親が行方不明で、遺体...
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